安定の演技力で韓国だけでなく日本からも支持を得ている韓国の俳優チソンさんは、自身が病気を患っていることを公表しましたが、そんな病気を患っている中でも俳優としての意地を魅せたことが話題になっています。まさに俳優としての矜持とも取れるその行動とはどのようなものだったのでしょうか。
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チソンの病気は先天性の難病だった
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チソンさんが罹っている病気は「先天性脊椎分離症」という、とても重い病気でした。この脊椎分離症は、背骨や首・腰などの脊椎を構成する椎骨と言われる部分がずれることで腰痛を引き起こす病気で、下半身の痛みやひどいときにはしびれの症状が出る病気です。聞いているだけで痛くなってきますね。
その症状は激しいようで「歯を磨くことすら困難に感じる」ことがあるほど。さらに腰に色々な症状が出ていて、運動するのにもとても気を使うらしく、腰の一部が崩れたように感じたりして、治療のハズのリハビリにもとても気を使うのだとか。日常生活に支障が出るレベルは大変ですよね。
この病気の発症の原因としては、腰の曲げ伸ばしや捻り運動を繰り返すことで徐々に骨の分離が起こるとする「疲労骨折説」があります。 骨が充分形成されていない少年期に、スポーツで腰部に繰り返し負担がかかることで発症する場合もありますが、チソンさんの場合は先天性ということで、生まれたときから背骨の発育に問題があった非常に稀な症状でした。
現在は回復している?完治するの?
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こちらの病気は、早期発見・早期治療をした場合はおよそ3ヶ月で治癒するようですが、進行期の場合は6ヶ月ほどかかるとも言われています。
治療法としてコルセット装着や鎮痛剤の投与、神経ブロックなどがあり、治療を続けても症状が続くようであれば、骨をつなぐ手術という選択肢も出てくるのだとか。しかしチソンさんの場合は、先天性ということもあり完治は難しいようです。
また俳優という職業柄、コルセット装着は難しく、鎮痛剤や神経ブロックなどで対処していく他ないのが現状です。早く良くなることを願っています。
スタッフや共演者のコメント
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このような症状ですので、撮影中などはチソンさん本人もそうですが、スタッフや共演者にも少なからず気にされる方はいたことは想像に難しくありません。そんな中でしたが、チソンさんは共演者の方たちやスタッフへ気を配りながら、自身の配役を演じきっていました。
自分が大変な時でも周囲に気を配れるなんて、とても思いやりのある素敵な方だと感じます。チソンさんとしては、実は内心不安でいっぱいだったことと察します。いつ自分のせいで周りに迷惑がかかるか、気が気ではなかったと思います。
周囲にも気を配り自分の症状にも注意をめぐらせ、その上で演技までやりきってしまう姿は、尊敬できる俳優といっても過言ではないと思います。
脊椎分離症でもマラソンに挑戦
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そんな症状の中でチソンさんは、韓国の番組の中でフィレンツェの国際マラソンに挑戦しています。一度引き受けた仕事は必ず遂行する!というプロ意識からの行動かと思いますが、なかなか無茶というか頑固というか。
マラソンに一緒に参加していたカン・ギヨン、ファンヒ、イ・テソンの後輩たちに、先輩として気を配り不安になる後輩を力強く励ましていました。
しかし、その時のことをチソンさんは「マラソンが完走できるか心配だ」「やり遂げられるか。もしかしたら途中で脱落するかもしれない」「落ちこぼれにならないか、諦めてしまうのではないか心配だった」と語っていました。
マラソン自体は順位を競う形ではなく、各自が自身と向き合う側面に焦点を当てており、チソンさんを始めみなさん自分のペースで走り無事完走!マラソンを終えたメンバーたちの顔からは、走りきった達成感や悔しさなど言葉にできない多彩な感情が溢れ出ていました。
チソンは急性声帯炎も患っていた!?
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先天性の脊椎分離症という持病をもっているチソンさんは、なんと急性声帯炎までも発症してしまいます。まさに踏んだり蹴ったりなチソンさん。持病に負けず頑張っているチソンさんに一体なにがあったのでしょうか。
なぜ急性声帯炎が発症した?
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チソンさんが急性声帯炎を発症したのは、MBCドラマ「キルミー・ヒールミー」に出演しているまさにその撮影中の出来事でした。
このドラマの約80パーセントはチソンさんが登場するシーンが占めているだけでなく、毎回感情を大爆発させる涙の演技をはじめ、それぞれの人格の訴えを表現する熱演をしてきたため、ついに喉がやられてしまったようです。
チソンさんは、このドラマに対して他のドラマと比べて何倍ものエネルギーと集中力を注いでいました。そのドラマがどんでん返しの展開を見せるとても重要な時期に声が出なくなり、チソンは非常に憔悴したんだとか。
役者にとって声がでなくなるなんて、致命的な出来事にチソンさんも俳優生命の危機を感じたことでしょう。その不安は計り知れなかったと思います。
急性声帯炎でもカメラを止めない
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そんな症状ですから、スタッフたちからも心配する声が上がっていましたが、チソンさんは逆にとても冷静で、そんな自分のせいで撮影が延期になることをとても心配していました。
「絶対に休息が必要」という医者の言葉にもかかわらず現場へ復帰し、その撮影に対する熱意に制作陣は驚きを隠せませんでした。事務所関係者は「チソンが作品に強い責任感を感じている。もう少し休んだ方がいいのではないかという周りの勧めにも、むしろ『演技できないことがもっとストレスだ』と言ったので返す言葉もなかった」と話していたんだとか。
「演技できないことがもっとストレスだ」なんて言葉、セリフでもなかなか聞けないですよね。まさに役者魂というか、役者に命を懸けているといえる言動ではないでしょうか。
症状は回復してる?完治の可能性は?
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症状次第ですが、急性声帯炎は声の安静、全身の安静、抗生剤・抗炎症薬・ステロイド剤による治療が一般的に行われます。 声帯炎は通常の風邪よりも回復に時間がかかる傾向にあり、2〜3週間かかることが多く、失声に至った場合などは時として数か月単位で症状が残る場合もあるようです。
チソンさんにおいてはその後の経過もよく、現在は完治しているようです。とはいえ役者に喉をつかうなというのはなかなか難しいことだと思います。完治には時間もかかったことでしょう。
演技に並々ならず情熱を傾けるチソンさんですから、また再発する可能性が非常に高いかもしれません。少しは自分のこともいたわってくれないと、周りのスタッフもヒヤヒヤしているかもしれませんね。それができたら発症してないんでしょうけども。
チソン以外にも病気を告白した有名人たち
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韓国の有名人の中には、チソンさんのように病気を告白した方がいらっしゃいます。病気の影響での活動休止や、中には芸能活動を辞めてしまった人なんかもいらっしゃいます。韓国芸能界ってなかなか闇が深かったりするんでしょうか。よく悪い噂なんかも耳にしたりしますし。。。
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BTS(防弾少年団)のテヒョンは、SNSを通してある持病を抱えていることを告白しています。その病気というのが「コリン性蕁麻疹(じんましん)」という皮膚の病気です。これは入浴や運動などで汗をかいた時にブツブツと皮膚に膨らみが出来る蕁麻疹になります。
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チソンの病気について世間の声
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難病を告白したチソンさん。やはり周りからはその症状について心配する声が大きいように感じます。ファンからしたら、いつ活動を休止しなくてはいけないほど悪化してしまわないか、心配しかないと思います。しかし、チソンさんの病気を告白してからの演技には、どこか迫力がましたように感じている人も少なくないのではないでしょうか。
完治には時間がかかるかと思いますし、もしかしたら一生付き合っていかなければいけないかもしれませんが、いつまでもチソンさんの素晴らしい演技が見れるよう、ますますの活躍を期待しています。
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