2023年3月2日、死去が報じられた幸福の科学総裁・大川隆法氏。大川隆法氏が一代で築き上げた幸福の科学は、偉大なる指導者を失いこの先どうなっていくのでしょうか。大川隆法氏の家族構成から、幸福の科学の未来を考えてみました。
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大川隆法には妻と5人の子どもがいる
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大川隆法氏は、最初に結婚したきょう子さんとの間に5人の子どもを授かっています。その後、2012年にきょう子さんと離婚し、同年に紫央さんと再婚。大川隆法氏が高齢ということもあってなのか何か他の理由があったのか、紫央さんとの間には子どもは授かっていません。
大川隆法氏の家系図を入手しましたので御覧ください。
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それでは、ご家族の方についてご説明します。
妻・紫央(しお)について
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大川隆法氏の現在の妻・大川紫央(しお)さん、旧姓:近藤紫央。生年月日は1985年9月22日。徳島県出身。早稲田大学法学部卒業後、日本銀行へ入行。その後2009年に幸福の科学へ。宗務本部第一秘書局長、専務理事などを歴任し、現在は総務補佐を担っています。
2012年12月に結婚。大川隆法氏の離婚成立が2012年11月だったことからスピード婚であることや、大川隆法氏との年齢差は29歳もあることで一時話題になりました。
大川隆法氏と紫央さんの馴れ初めは、紫央さんが大川隆法氏に見初められたと言われています。また、紫央さんは「坂本龍馬の生まれ変わり」と言われています。
作家としても活躍しており、絵本「パンダルンダ」シリーズや「仕事のできる女性を目指して」等の著書を出版したり、作詞をしたりしています。
元妻・きょう子について
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大川隆法氏の前妻・大川きょう子さん。1965年生まれ。秋田県出身。教団設立の翌々年1988年4月に大川隆法氏と結婚。3男2女の計5人の子どもを授かっています。
2009年6月に幸福の科学を支持母体に持つ幸福実現党の党首に就任。その後ドクター中松さんを党特別代表に招聘後、役職異動により党首を降りる形となりました。
2012年11月離婚。その原因は明らかにはされてはいませんが、後のインタビューできょう子さんは「私は子どもの教育に熱心すぎて、彼(隆法氏)の宗教家としての活動を邪魔していたのかもれません」と語っています。
そして、大川隆法氏自身も説法の中で「妻との間で布教方針をめぐる対立があり教団内に混乱を招いている……、私は布教活動に命を投げ打つ決意だが、妻はそれに反対している……」と話しており、お互いの優先順位について価値観の相違による離婚ではないかと思われます。
婚姻中は「文殊菩薩」や「ナイチンゲール」の生まれ変わりとして崇められ、女性信者組織「アフロディーテ会」の会長を努めていましたが、離婚後は「悪魔の手先」と言われるようになり、その活動内容や経緯などはすべて削除されてしまいました。
きょう子さんの出身地である秋田県は、教団の「準聖地」に指定されていて、田沢湖正心館の他にも文殊館があり、文殊像やナイチンゲール像がありましたが、離婚後にはそれらも全て撤去されてしまいました。
長男・宏洋(ひろし)について
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長男・宏洋(ひろし)さん。1989年2月24日生まれ。2018年から芸名を「大川宏洋」から「宏洋」に変更し、自身の個人事務所を設立。東京都赤坂でバーを経営し、2019年からはYouTuberとして、2021年からはホストとして活動しながら、舞台俳優としても活動するなどその活動内容は多岐にわたります。
幸福の科学に所属していたのは、2012年〜2013年、2016年〜2017年と、それほど長い期間ではありませんでしたが、理事長まで務めていたことを考えると、後継者として意識していたのは宏洋さんだったのかもしれません。
2014年には結婚し子どもが生まれましたが、翌年2015年に離婚。2023年4月、渋谷区議会議員選挙に立候補しましたが、残念ながら落選(40位:定数34)しています。
特にYouTubeチャンネルは注目度も高く「反・幸福の科学」をテーマに、父大川隆法氏をネタにした動画や、教団を扱ったネタなどを発信し、教団からは損害賠償請求の訴訟を起こされています。
大川隆法氏が亡くなった際の遺言書には、個人の現預金や個人的に所有する宝飾品などを、宏洋さんに相続することになるのだとか。実際は、どこまでが教団のもので隆法氏の私財なのかはわからないようですが、ざっくりと数千万円〜数億円くらいになるんだとか。
宏洋さんは「遺産が入ったら信者さんに全額返金する」とインタビューに答えていることも話題となりましたが、それはあくまでも二代目総裁になった場合の話です。
長女・咲也加(さやか)について
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長女・咲也加(さやか)さん。1991年生まれ。お茶の水大学分教育学部を卒業。直樹(なおき)さんと結婚し、2人の子どもが生まれています。
咲也加さんは、最近まで副理事長を務めており2代目総裁と言われていましたが、父・隆法氏の死亡により、「天照大神」と言われていた咲也加さんの前世は、突如として「妖怪おたふく」に設定を変えられてしまい、その後幸福の科学公式サイトから咲也加さんの情報は削除されています。なにがあったんでしょうか。
次男・真輝(まさき)について
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次男・真輝(まさき)さん。1993年生まれ。開成中学・高校→早稲田大学文化構想学部卒とエリートコースを順調に進んで来ました。
在学中より幸福の科学に奉職しており、専務理事兼事務局長を務めるも、2019年に退任しています。その退任の理由は「大川隆法のところに生霊を飛ばして後継者のことで不満を漏らした」と囁かれています。さすがに理不尽すぎる気もしますね。
真輝さんの奥さん・瑞保さんも2016年に幸福の科学に入団。本部総裁室のチーフを務めており、大川隆法氏からの信頼は厚かったのではないかと思われます。
三男・裕太(ゆうた)について
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三男・裕太(ゆうた)さん。1995年生まれ。麻布中学・高等学校卒。大学は東京大学文科一類(法学部)と、父親と同じ東大卒のエリートです。
そんな裕太さんは、女癖が悪く信者の女性に手を出していると噂されており、兄・宏洋さんのYouTubeチャンネルでは「女性職員を妊娠させて逃走、他の信者女性にも複数人手を出している?」との動画がアップされたりしていました。これはかなり信憑性が高そうですね。
2021年時点では役職があったものの、現在は幸福の科学ホームページから名前が削除されており、裕太さん本人も韓国に逃亡中で音信不通になっているのだとか。
2017年に女優の雲母さん(きらら、当時19歳)と結婚するものの、すぐさま離婚しています。これはそうとう女好きですね。
次女・愛理沙(ありさ)について
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次女・愛理沙(ありさ)さん。1997年生まれ。幸福の科学が設置した「ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ」を卒業しています。
上記写真の一番右端の女性が愛理沙さんと言われています。というのも、5人の子どもの中で極端に情報がなく「幸福の科学」としての活動をしているのかさえ不明な存在なんです。もしかすると、宗教とは遠いところで暮らしているのかもしれませんね。顔立ちは、きょう子さんと隆法氏と足して割った感じといったところでしょうか。血の繋がりは確かに感じますね。
ネットでは情報が少なすぎて、別人を愛理沙さんと紹介しているページも見かけられましたが、掲載されている写真は、真輝さんの奥さんの瑞保さんであることが多いようです。
幸福の科学の後継者は?
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後継者が誰になるのかも気になりますが、もっと気になるのがお金の話。大川隆法氏の遺産は莫大な金額になると言われています。
なぜそのようなことが判明したのかというと、過去に前妻・きょう子さんが大川隆法氏の年収を8億円と暴露していたからなんです。
幸福の科学のお布施も年間800億円を越えると言われており、資産だけでも数百億円にのぼるのではないかと言われています。
そこで次に気になるのは「遺言書」の存在ですよね。上記で紹介した6名は法定相続人にあたるため、必ず一定分はもらう権利はあります。しかし、遺言書の記載内容によって分配される量は大きく分かれてくるため「遺言書」の有無が非常に大きなカギとなってきます。
以前から大川隆法は後継者について考えていた
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過去の週刊誌などでは、後継者問題は2014年ごろから注目されていたようです。週刊誌には、「言霊」が扱えるのは大川隆法氏のみでは後継者をどうするかといった内容でした。
その質問に隆法氏は自身の近くで仕事をしていると「言霊」ができるようになる「スピリチュアル・エキスパート」という霊能者が出てくると話しており、後継者はそのスピリチュアル・エキスパートから選出されるのか?との問いかけには、まだ決まっていないと答えていました。
後継者のためとは言及していませんでしが、大川隆法氏のみが扱える「言霊」を他の方も扱えるように指導していたとすると、後継者について考えていたものと捉えて間違いなさそうですね。
現在、この言霊の免許皆伝を受けたのは、長男・宏洋さんと、三男・裕太さんのみだそうです。よって、後継者の条件が「言霊」を扱う事ができる者となると、後継者候補はこの2人ということになります。
韓国逃亡中で音信不通の三男・裕太さんは候補から外れるものと思われますので、そうなると長男・宏洋さんということになるのでしょうか。教団をあれだけ批判している人が後継者というのも、教団としては悩ましいところかもしれませんね。
後継者最有力候補は妻・紫央
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現状として幸福の科学の次期総裁の座に一番近いと言われているのは妻・紫央さん。言霊こそ使えませんが、紫央さんは現在も教団に在籍しており、教団内でのその影響力は大川隆法氏のいない今となっては絶大なものになっているのではないでしょうか。
後継者候補といわれていた子どもたちは、いわば前妻の忘れ形見であり、紫央さんの実の子どもではありません。再婚したときには子どもたちもある程度大きくなっていたでしょうし、顔をみるたび前妻・きょう子さんの影がちらついていたことでしょう。
加えて、なにかにつけてきょう子さんと比べられたりと、おおっぴらにはしなかったでしょうが正直ストレスがなかったといえば嘘になるのではないでしょうか。
大川隆法氏がなくなった後、そんな紫央さんの不穏な動きが噂されていました。
囁かれる紫央の計略
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長男・宏洋さんはインタビューにて「隆法の実の子は、私を含めて5人いますが、全員が隆法と仲違いをしています。長女は2代目総裁が内定していたんですが、つい最近地方に左遷させられたと聞いています。私と一番下の妹は脱会。次男、三男は音信不通。後妻で現在教団内ナンバー2の紫央さんも含め、骨肉の争いに発展する可能性がある」と語っています。
紫央さんは子どもたちの仲で唯一教団内に残っていた長女の咲也加さんの存在が邪魔だと感じていたのではないでしょうか。その結果、長男・宏洋さんの証言にもあるように跡継ぎの予定だった長女の咲也加さんを教団から追い出しています。また、紫央さんは5人の子どもたちとも仲が良くないようで「あなたたちには悪魔の血が流れている」と言っていたんだとか。
前妻・きょう子さんを悪魔の手先呼ばわりしていたので、その子どもということで悪魔の血が流れていると言ったのでしょう。
大川隆法氏の実子全員が時期総裁候補から外れ、次期トップ最有力候補が総裁の今の妻・紫央さんというこの状況は、奇しくも世間を騒がせている統一教会における韓鶴子総裁(通称:マザームーン)と同じパターンだと思われます。宗教ってそうなる運命なんですかね。
大川隆法の家族構成について世間の声
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大川隆法氏死去のニュースは、信者以外の方にとってはそこまでインパクトのある話題ではなかったかもしれませんが、世間ではその遺産の行方や金額に注目が集まっているように感じます。
宗教といえば、お布施という名前のお金が集まってくる印象があり、幸福の科学だけではなく創価学会にしかり統一教会にしかり天理教にしかりと、どこも想像すらできない額が集まっていることでしょう。なんだかんだいって地獄の沙汰も金次第のようですね。
私個人としては、長男・宏洋さんが総裁になった幸福の科学の行く末がきになるところですが、オーソドックスにここは現妻・紫央さんになるんでしょうね。この先が気になるところです。
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